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ぶなの森通信 2018年4月号

ぶなの森通信 第一号へようこそ!

この紙面は、「ぶなの森通信」の 2,3 ページを使って、子どもや、子育て、教育について考えながら、同時に私たちを取りまく社会に関心を持ち、そのことから「自分」・「わたし」に意識を向けてほしい、という願いから始めました。
※ 通信 1 ページ目は風コースにご参加の方のみ配信しています。毎月の活動予定やお知らせが掲載されています。

子育ても教育も、親として教師としてというよりは、最終的には、一人の人間として「わたし」はどう生きるのか? という質問を自分に投げかけることだと私は思います。子どもが幼ければ幼いほど、子育てに関わる人の人間性が問われます。

雑誌でもてはやされる、様々な教育論、シュタイナー教育、モンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育、オランダ、フィンランドの教育、どんなに素晴らしいと言われている教育も、実践をするのは一人の人間です。先ずは「わたし」が出発だと思います。

私はドイツにシュタイナー教育を学びに 26 年前に一人でやってきました。学校へ行き学び、実習をして体験をし、そして自分の仕事の中で多くの経験を積んできました。その中で感じたことは、幼児教育という分野で言えば、私の生き方そのものが、子どもたちの模倣の対象である、という事です。だからと言って完璧な人間になりなさい、というようなことではありません。全く逆で、自分の今ここに在る、ありのままの姿を受け入れそれに素直に向き合っていく態度が、とても大切だと思っています。子どもの成長発達過程を知ることで、自分が育ってきた過去の姿を思い出し、そこでどんなことを体験し何を感じたか?子育ては親育て、とよく言われますが、まさに子育てでぶつかる問題は、私たち大人の閉ざされた内面の問題からきているのかもしれません。この紙面がそんなみなさんの人間育ての一助になれば幸いです。もちろん私自身の学びと気づきになることは間違いありません。

そして、楽しい情報も毎回掲載するつもりです。ご期待下さいね!

幼児期で大切なこと 2 つ

1. 7 歳まではからだづくりが大切です。

 なんだか、当たり前と思うようなことですね。丈夫なからだを持った子どもに育ってほしいという事は、全ての親の願いです。赤ちゃんの身体は未熟な状態で生まれてきます。それが 7 年間でからだのそれぞれの機能がきちんと働くようになってきてそしてその最後の段階で永久歯が生えてきます。

 全く違う分野の例えですが、お腹がいっぱいになるとなぜ眠くなると思いますか? 体のエネルギーが消化の方に使われるため、活動するために使われる生命エネルギーが不足してくるためですね。食物を消化するためにそれほどたくさんのエネルギーを使うわけです。お昼にどっさりお肉とか食べると、午後は特に眠くて、仕事にならないことがあります。それと同じように、小さい時に、あまりに多くの知識を詰め込むと、本来からだで働くべきエネルギーが思考の方に使われてしまい、からだづくりに使われなくなってしまいます。

 最近特に話題になっている、フィンランドの教育方法は、とにかく小学生低学年までは、遊ぶことに重点を置いています。椅子に座ってじっと授業を聴いて学ぶよりも、体を動かして遊び、体を通して学ぶことを大事にしています。思考の土台はからだです。まずからだを十分に育てた上に、思考する力がそこから育てられます。 早ければ早いほど良い、脳が柔らかい幼児期にこそどんどんいろいろな知識を入れたほうがよいという早期教育はまだまだ日本ではもてはやされていますが、幼い時から知的教育に偏ると、からだが十分育たないまま成長 していきます。一生付き合わなければならないからだづくりは最初の 7 年間にかかっていると言えると思います。

2. まねること(模倣)はとても大切なことです。

 こどもは、周囲の大人をお手本として育ちます。まねをすることで人間の生活についての多くのことを学びます。子どもは親の背中を見て育つ、と言いますが、言葉で伝えるよりもずっと子どもにはよく伝わりますね。そして大事なことは、その大人の行為がどんな気持ちで行われているか?ということです。いやいややっているか、よろこんでやっているか? 母親はどうしても、ことばでこどもを動かそうとします。でも、こどもたちはそのことばよりお母さんのやっていることをじっと見ています。 ちょっと言葉を減らしてみませんか? ひとこと言いたいときに、ちょっと我慢してみる。その時のあなたの気持ちはどうでしょうか? お子さんの表情は? まねをする行為は、そこにその子どもの「意思」が働いています。自ら見てまねる。 言葉で指示する行為は、子どもにとっては受け身「させられる」という行為です。自分の意志で生きていける大人になるための第一歩は、大人のほんのちょっとした意識の変化で始まりますね。

オススメのレシピ

「米粉のいちごパンケーキ」

本格的な苺の季節は、実はまだまだ先なのですが、年々苺の出荷が早くなってきました。ドイツのスーパーマーケットに出回る、冬の苺はエジプト、イスラエル、モロッコから輸入しているそうです。

 ▼材料

 米粉:60g(Bio のお店か、エデカ、アルディーで売っています)
 片栗粉:20g(Kartoffelmehl)
 イチゴ:5 個(いちごジャムでも可)
 あんこ:好みで
 豆乳:ライスミルク
 牛乳 80g
 砂糖:好みでいちごに少し加える

 ▼作り方

 ①米粉、片栗粉、豆乳、よくつぶしたいちごをボールに入れてよく混ぜる
 ②フライパンに油を熱し、温まったら火を弱める。
 ③大匙一杯の①を入れ、直径 8 センチくらいに広げる
 ④丸く広げたら、ひっくり返す。
 ⑤好みであんこを挟んで出来上がり

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