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ぶなの森通信 2020年1月号(1)

長らくお休みしていた「ぶなの森通信・子育て講座編」を再開しました。
日々の生活の中で気が付いたこと、今まで幼児教育に関わってきて、学んできたことなどを、みなさんにお伝えしたいと思います。

正しい・間違いではなくお試し気分で!

私がお伝えすることは、正しいか間違いか?という見方ではなく、「もしそう考えたら、自分の意識がどう変わるだろう?」「そんな風に子どもや自分自身をみたら、どんな感情がでてくるだろうか?」など、私が書く内容をどうか鵜呑みにしたり、または反対に「おかしい」「間違ってる」と決めつけたりしないで、そのまま「一度試してみようか!」というお試し気分で気楽に読んでいただけたらと思います。

自分の思考・感情のパターンを知る

自分の思考や感情には、誰しも、生まれてから今までの中で身についてきたある一定のパターンがあります。簡単な例で言えば、物事を先ずばネガティブに捉える人。反対になんでもポジティブに捉える人、などです。どちらが良い悪いではありません。ネガティブに捉える人は、もしかしたら人に騙されにくいかもしれないし、何でもポジティブにとる人は、前向きで明るいですが、時として人を信用しすぎて、騙されやすいとか。 ちょっと極端な例ですが、物事にはいつも両面があるという事です。几帳面ということを、神経質という事もできるのも、その一つですね。でも人には大まかに考えると、何かしらの思考・感情のパターンがあります。それを良い悪いでなく、しっかり意識することが大事だと思います。時としてそのパターンを外すのもいいですね。面白いことが起こりますよ。

子どもの見方、人間の見方の偏り、 バランスをとることの大切さ

私は、シュタイナー教育を学ぶためにドイツに来ましたが、日本では公立の保育園で 13 年間働いていました。ドイツでは、シュタイナー幼稚園で働き、その後結婚して子どもが三人生まれました。そして、日独の幼稚園で働き、子どもたちはドイツの公立小学校に通い、長男は一年だけ日本人学校に通い、次女はモンテッソーリの中高学校に通いました。環境が変わるたびに、いろいろな人と出会い、様々な教育方法に出会い、たくさんのことを学びました。その中で日本にいた時は、子どもの見方がかなり偏っていたと、今感じます。狭い枠の中で子どもを指導しようとしていたと思います。たくさんの場所でたくさんの人に会って今思うことは、「バランス」が大事だという事です。

個と集団(社会)の関係の難しさ

自分の子どもを育ててみて、子育ての大変さが身に染みてよく分りました。イライラすることもしょっ中。でもこの子の「強み」は何だろう?といつも子どもを見ながら考えていました。「ぶなの森」を始めてからは、子どもは自分で育つ、という事が本当によく分りました。現代の親や教師は、昔の私も含めて、「しつけ」「教育」という名のもとに、その子がその子らしく成長するのをむしろ邪魔をしている、感じます。

しかし、幼児期の子どもの子育ては、そんなに簡単ではありません。「その子らしさ」を大事にして、なるべく「ダメ」を言わずに優しく子どもに接したい、と思う気持ちと、一定のルールのもとに、落ち着いて日々過ごすためには、叱らなければならない場面がある、という気持ち、この二つのことのバランスをとるのが何より難しいのは三人の子育てをしてほんとーによく分ります。

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